2019/May/4
マンチェスター・シティ女子vsウェストハム・ユナイテッド女子
@ウェンブリースタジアム
女子FAカップ 決勝
2年連続で観客数4万人を超えた『2019 女子FAカップ決勝』の様子を、現地リポートします。
今年の決勝戦のカードは、「マンチェスター・シティ女子 vs ウェストハム・ユナイテッド女子」
Contents
ManCity vs WestHam Women’s FA CUP Final @Wembley
2015年大会から女子のFAカップの決勝も、サッカーの聖地「Wembley Stadium(ウェンブリースタジアム)」で開催されるようになりました。
選手も観客も「Go to Wembley」を掲げて決勝の地を目指します。
Bobby Moore Club Seats
まずは、今回観戦した席ですが、その名も、【ボビー・ムーア クラブ席】
ウェンブリースタジアムの超プレミアム席です。
【チケットと入場ゲート】
イングランド代表戦では、VIPなフルコース料理なども付いてくる特別な観客席となっており、メインスタンドのど真ん中の下段で試合もセレモニーも間近で見れるため、かなりお高めの金額設定となっていますが、この女子FAカップ決勝ではコース料理は付いてきませんが、この良席を他の席と同じ金額で購入する事ができてしまいます。
普段はなかなか入れない席ですので、もし女子FAカップを観に行かれる方にはオススメします!
【選手入場】
ウェンブリースタジアムの収容人数が約9万人のため、最上階のバックスタンドとゴール裏は人がいませんが、下段と中段はほぼ埋まっています。
4万人を超えるお客さんの中で試合ができたら選手たちもとても誇りに思えますね。
【国歌斉唱 ~God Save The Queen~】
選手の気合も十分でイングランド人選手は皆大声で歌っていました。
特にマンチェスター・シティとイングランド代表のキャプテンである、ホートン選手から発せられるエネルギー、気迫はこちらにもしっかりと伝わってきました。
試合展開
【ウェストハムのコーナーキック】
4万人も入ると大歓声です。スタジアムの造りも声援がキレイに反響するようになっています。
観客もサッカーを知っている人たちの集まりなので、良いプレーには一斉に拍手が送られます。
試合内容は、前半は拮抗した展開で、0-0で折り返し。
ウェストハム・ユナイテッド女子にも惜しいチャンスがいくつかありました。しかし後半の先制点が決まってからは、完全にマンチェスター・シティが主導権を握ります。
【2点目 ジョージア・スタンウェイ選手】
女子イングランド代表でもある、まだ20歳のスタンウェイ選手が追加点。
ウェストハムは前がかりになったところを突かれてしまいました。
【3点目 ローレン・ヘンプ選手】
決定的な3点目に湧き上がるマンCサポーター。
マンチェスター・シティがあっという間に3-0としてしまいました。
リーグカップやリーグ優勝の経験もあり、イングランド代表選手が多く名を連ねるマンチェスター・シティ女子は、試合の運び方がとても上手でした。女子チームもシティフットボールグループとして、男子顔負けのパス回しを披露していました。
【来場者数 43,264名】
2年連続で4万人超えを記録した、女子FAカップの決勝ですが、実は数年前までは1万人も入らない状態に陥ったこともありました。
※女子サッカーの競技人口や観客数増加のための施策やスポンサーとの協力については以下をご覧ください。
優勝セレモニー
【ウェストハム・ユナイテッド メダル授与】
FAカップのメダルやトロフィーの授与式はロイヤルボックス目の前の2階のスタンドで行われます。そこに上がる通路がボビー・ムーア席のすぐ横にあるため、メダルを受け取る選手たちを間近に見送る事ができます。
準優勝のウェストハムの選手の表情は悔しさでいっぱいですが、観客は惜しみない拍手を送りました。他の強豪クラブを倒して勝ち上がってきたクラブ、そしてロンドンを拠点とするクラブのため、ウェストハム・ユナイテッドのサポーターの方が多かった気がします。
【マンチェスター・シティ 優勝トロフィー授与】
女子サッカーも男子と同様に、ウェンブリースタジアム開催だけでなく、同じ場所でのセレブレーションを4万人が祝福する光景はとても素敵でした。女子サッカーの国民への浸透が確実に成功していると思います。
【Champione Champione Ole Ole Ole♪】
グラウンドに降りてきて改めてシャンパンかけとセレブレーション!この光景も目の前で見る事ができます。
マンチェスター・シティはこれで今季カップ戦2冠達成です!
最後に
前々からイングランドの女子サッカーに注目してきましたが、始めて国内最大の試合を観てみて、試合のレベルの高さ、プロモーション戦略、当日の街全体の雰囲気、全てが想像以上でした。
来年の記念すべき50回大会も現地で、このボビー・ムーア クラブ席で観戦したいと思います。
FA(イングランドサッカー協会)は50回大会は5万人の観客動員を目標にしているはずです!
※The FAの英語記事はコチラ
ウェストハムには海外からの移籍・練習選手も多く、ISAが少し前から注目していた、スイス代表の19歳 Alisha Lehmann(アリーシャ・レイマン)選手も今ではレギュラーを獲得し、クラブのキープレイヤーとして活躍していました。
アジアからは韓国人選手がスタメン出場をしていました。
2019-2020にはマンチェスター・シティに新たに韓国人選手が加入します。
なでしこ選手も、イングランド女子リーグのFA WSLに挑戦して頂きたいです。
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