前回紹介した元アーセナルFCのゴールキーパーコーチによるプライベートレッスンに続き、また別のプライベートレッスンを受けた留学生がいますので紹介します。
今回(2021年8月)は、日本の高校生と大学生の2名が参加しました。
プライベートレッスン
Chelsea FC Foundation Development Centre Head Coach
ロブ・エリスさんは、チェルシーFCのデベロップメントセンターヘッドコーチと学校の体育教師をされています。過去にはワトフォードFCやノーサンプトン・タウンFCのコーチ、さらにアメリカやトルコでの指導経験もある国際経験のある指導者です。フィットネスコンディション指導にも長けており、以前はQPRでフィットネスコーチもされていました。
テニス選手のケアをする事もあるそうです。
トレーニング概要
【会場】
ロンドン西部:LJJFCグラウンド
【レッスン時間】
90分
【トレーニング内容】
Pre-seasonal intensive physical + technical training.
フィジカルと技術トレーニングに重点を置いたトレーニングを実施して頂きました。
トレーニングはウォーミングアップ、ストレッチから始まります。
10分以上同じ練習は続けず、テンポよく次から次へと違う練習に移行していきます。そのため、体力だけでなく頭の切り替えの早さも求められます。
筆者もサッカー留学経験がありますが、ボールを使った練習と走り込みを別として捉える事は基本的にありません。(プレシーズンは体力測定のためにランニングセッションのみの時もあります)走り込みがあったとしても練習後ではなく、練習前です。
当たり前ですが試合後にどれだけ走れても意味がありません。
練習でも疲れた状態でもいつも通りのプレーを行えるかが問われます。
単純なシュートだけ、キャッチングだけの練習は少なく、必ず事前にアジリティトレーニングやフィジカルトレーニングの要素が入るよう設計されています。
最後に
ロブさんはサッカー指導だけでなく、スポーツサイエンスを学ばれているため練習の中に効果的なフィジカルトレーニングを入れてくれました。また、体育教師やイギリス人以外の選手も見てきた経験もあり、選手の特徴や性格を瞬時に理解しコミュニケーションを取ってくれます。
とにかく練習メニューが豊富で引き出しの多さに驚かされました。
事前に用意してくれたものがほとんどだと思いますが、その場その場で切り替えていたのかもしれません。
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