リヴァプール 2024/25プレミアリーグ優勝の瞬間 ~前から3列目の臨場感と観戦前後の楽しみ方~

リヴァプールFCの2024/25プレミアリーグ優勝の瞬間を観戦してきました。
プレミアリーグの優勝は5年ぶり(この時はコロナ渦で無観客)、ホームアンフィールで優勝を決めたのは実に35年ぶりの出来事と大熱狂のスタジアム体験でした。

当日のアンフィールド熱狂の様子や優勝後のスタジアム周辺の様子、さらに試合観戦をさらに楽しくするおすすめPubなども紹介します。

2025/4/27
リヴァプールvsトッテナム・ホットスパー
@アンフィールド
プレミアリーグ優勝

リヴァプール 2024/25プレミアリーグ優勝 vsトッテナム・ホットスパー

リヴァプールの試合を観戦する時は、当日にロンドンから向かうことが多いですが、今回は電車の遅延などのリスクを考えてリヴァプールで前泊することにしました。
(日本から行く方も飛行機の遅延や電車の遅延があるので前泊をおすすめします)

スタジアムに着いたらまずは混む前にオフィシャルクラブストアに寄ったり、『You’ll Never Walk Alone』の門を見たりと空いているうちにスタジアムを一周します。

選手バスが到着する頃(キックオフの1時間半前)は混んでて通れなくなったり、写真を撮るのも大変なので空いてるうちにまわるのがお勧めです。

試合前におすすめのPub

The Park Pub Anfield

アンフィールドの目の前にあるPubです。

店内はそこまで広くないので店内に入りきらない人が外で飲んでいたりします。
店内からはアンフィールドを見ることができ、みんなでチャントを歌ったりと素晴らしい雰囲気を体験できます。

The Sandon

アンフィールドから徒歩2分のホテルも併設されているPubで屋内と屋外どちらも楽しめます。

店内ではチャントの生演奏をしてる時間帯もあるので音楽を楽しみたい方は店内へ。
天気が良い日は外の雰囲気も最高です。

この2つのPubは以下の記事でより詳しく紹介しています。

選手バスをお迎え

Pubでテンションを上げたらさらにテンションを上げに選手のバスを迎えに行きます。
だいたいキックオフの90分前に到着するのでその20~30分前ぐらいに向かいますが、この日は優勝がかかっていたのでいつも以上に大混雑でした。

ビッグマッチなどはサポーターの気合も増すので前の方に行くのは難しくなります。
むしろこんな感じで至るところに登る人たちもいます。
ちなみに早く着いて前の方に行けたとしてもこれだけカオスな状況になると発煙筒で真っ赤に染まるのでバスを見ることはほとんどできません。

現地サポーターは選手を見たいという気持ちよりも選手たちを鼓舞して一緒に戦っている感覚なので、こちらからバスが見えようが見えまいが関係なく、選手側から見てこちらの熱気が伝われば良しといった感じです。
スマホで撮っているのはだいたい観光客です。

Sevens Lounge(ホスピタリティチケット

今回はラウンジ付きのホスピタリティチケットで観戦しました。

ラウンジ内では試合前後とハーフタイムにドリンクを飲むことができます。

3時間前に入れるので選手バスのお迎えなどをしない人は早めに来てこちらでゆっくりするのが良いと思います。
リヴァプールのOB/レジェンド選手が訪れてくれたり、ライブ演奏なども行われます。

筆者はラウンジでゆっくりするよりもスタジアム周辺を楽しむ方が好きなのでラウンジの滞在時間は短めです。

キックオフ

今回は前から3列目の席でした。
ホスピタリティチケットはいろいろな種類がありますが、Sevens LoungeやEights Loungeは1階席のチケットが確約されているのでピッチの近くで見たい人におすすめです。
それでも前から3列目はかなり近いのでラッキーでした。

スパーズのベンチメンバーのアップが目の前で行われ、スパーズはヨーロッパリーグを優先していたためベンチメンバーが豪華でした。

試合前のYou’ll Never Walk Alone

いよいよキックオフです。
You’ll Never Walk Aloneの大合唱は圧巻の一言。
何回聞いても本当に感動します。

サラーもこの近さで迫力満点です。
1階席の前の方の席は逆サイドにボールがある時は見えにくいですが、ピッチの音がダイレクトに伝わってくるので上の席から見るのとは臨場感が全然違います。

このコーナーキックからガクポが3点目を決め、アンフィールドは熱狂に包まれました。

この後も勢いに乗ったリヴァプールは怒涛のゴールラッシュでリーグ優勝を手繰り寄せます。

この日はとにかくリーグ優勝するぞという『We’re Gonna Win the League』のチャントを歌いまくっていました。

優勝の瞬間

そしてついにその瞬間が訪れます。

この瞬間はスタジアム全体が大揺れで、選手たちも喜びを爆発させていました。
遠藤航がアリソンに駆け寄るシーンは感動的でした。

セレモニー

トロフィーリフトは最終節で行うという伝統があるためこの日は行われませんでしたが、試合終了後は選手やコーチ陣とサポーターとで喜びを分かち合いました。

35年ぶりのホームでの優勝を決める瞬間を生で見れて言葉では表現できない感覚でした。
喜びと感動とで泣いたり笑ったりととにかく最高の経験ができました。

優勝のYou’ll Never Walk Alone

優勝を祝うYou’ll Never Walk Aloneの大合唱でついに涙腺が崩壊しました。
サッカーの試合を観てここまで泣いたのは初めてでした。

マクアリスターとコナテと遭遇

試合終了後、ラウンジでしばらく余韻に浸っていると、マクアリスターとコナテがこのラウンジを通っていきました。

スタジアムの外でお祭り騒ぎ

試合後のアンフィールド周辺はお祭り騒ぎとなっていました。
プレミアリーグやカップ戦の通常の試合ではこうなることはありませんが、大事な試合のあとは街中がお祭り騒ぎになります。

とにかく登れるところには登って応援したりお祝いするのはイングランドではあるあるの光景で、屋根の上にまで登ってる人たちもいました。

スタジアムの周りには大勢の警察官が見回りをしていますが、発煙筒や登るという行為に対していちいち止めたりしません。
危ないと言えば危ないですが、これだけ盛り上がるのも許容範囲で自己責任に任せている雰囲気があります。

日が沈んでくると花火を打ち上げる人もいて、お祭りモードはさらに加速していきます。
日本からすると賛否両論ありそうですが、これこそがサッカーが生活に根付いているイングランドのお祝い方法で、人生をかけて応援して人生をかけて祝福しているのがダイレクトに伝わってきます。

これだけの熱量とプレッシャーの中でプレーしている選手、そしてそれを見ながら育っていく育成年代の選手がそうやすやすとアジアのクラブに負ける訳はないなと実感しました。

まだまだここに残ってサポーターたちとお祝いするのも良かったのですが、リヴァプールセンターのPubで祝杯をあげるためにバスに乗ってリヴァプールの中心地に戻りました。

試合後におすすめのPub

The Angus Tap & Grind

Liverpool Lime Street駅から徒歩10分のリヴァプールの街中にあるPubです。

ここはリヴァプールの試合を大型テレビで流したり、音楽イベントも行われるパブです。
この日は元々行く予定はなかったのですが、優勝を祝福するBoss Nightが行われるという情報を得て、急遽向かいました。
※BOSS Nightはリヴァプールサポーターが集まってチャントやサポーターソングを歌って盛り上がる音楽イベントです。

常にネットやSNSから情報を集めることで試合以外のイベントにも参加できるようになります。
例えば、以下の記事で紹介した『Red Barley』の試飲会もネットで情報収集をしたことで、リヴァプールビールを味わうことができました。

The Angus Tap & Grindではいろいろ人と仲良くなり最高に楽しい夜を過ごしました。
チャントも最高でしたが、Queenの「We are the champions」の熱唱はパブ全体が揺れている感じでした。

パブでの様子は記事下の動画にまとめていますので雰囲気などを知りたい方はご覧ください。

優勝翌日のアンフィールド

優勝の翌日はまたアンフィールドに向かいました。
普段は翌日に改めて行くことはありませんが、この日はあるものを見るために再度訪問しました。

The Champions Wall  19⇒20

今回の優勝で左上の「League Titles」が19から20に増えました。
下の写真が試合当日に撮った優勝回数19の写真です。

午前中に行きましたが、The Champions Wallだけでなく、スタジアムまわりの装飾もプレミアリーグチャンピオンのデザインに様変わりしていました。

クラブストアは優勝記念グッズがたくさん販売されており、平日の日中にもかかわらず多くのサポーターが訪れていました。

優勝の翌日や翌々日の新聞はどれもリヴァプール優勝の特集記事が組まれていて、新聞や雑誌は日本では買えないのでお土産としてもおすすめです。
どの新聞を買おうか悩みながらパラパラめくっていると、優勝後のアンフィールドの様子を掲載している新聞を見つけました。

自分も写ってないかと冗談半分に見ていると、右上のThe Champions Wallの優勝回数20を見に来たサポーターとして写っていました。

誰も分からないと思いますが、左下に小さく後ろ姿が写りこんでいました。
まるで漫画ワンピースのルフィの最初の手配書の左下に写りこんだウソップみたいで個人的にはかなり気に入っています。

最後に

長年追いかけてきたチームのホームでの優勝の瞬間を見れたことは一生の思い出となりました。
これまでにチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグのバルセロナ戦(4-0)や優勝争い中のマンチェスター・シティ戦(2-2)などハラハラドキドキ興奮する試合も記憶に残っていますが、この試合もまた格別なものになりました。

留学や観光でイングランドを訪れる際はぜひプレミアリーグやチャンピオンズリーグの観戦もして欲しいと思います。


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