イギリスとドイツの生活費相場 ~家賃・電車賃・食費~

生活する上で出費の大きな割合を占めるのが「家賃」です。
一度契約をするとなかなか簡単に変える事ができない、固定費となります。

サッカー留学や語学留学で海外に滞在する際にも、現地に知り合いの家がない限り、必ずかかる費用なので、少しでも安くしたいと考えられる方が多いかと思います。

郊外に住む、古い物件を選ぶ、友人とシェアするなどの方法で家賃を相場より安くする事はできますが、そもそも、海外の『相場』がどれぐらいなのかを知らない人も多いはず。

今回は、サッカー留学先として人気のイギリス(ロンドン)とドイツ(デュッセルドルフ)の家賃相場、交通費相場、食費を日本(東京・大阪)と比較しながらまとめました。

ロンドン・デュッセルドルフの相場

今回、相場を調べるにあたり利用したサイトは、『NUMBEO』です。

家賃相場

一人暮らし(1R、1K、1DK)の1ヶ月の平均家賃

【東京】
市街:13万円
郊外:7.7万円

【大阪】
市街:7.4万円
郊外:5.5万円

【ロンドン】
市街:24.3万円(£1,740) 東京の1.9倍 / 大阪の3.3倍
郊外:17.5万円(£1,250) 東京の2.3倍 / 大阪の3.2倍

【デュッセルドルフ】
市街:9.0万円(€750)  東京の0.7倍 / 大阪の1.2倍
郊外:6.7万円(€560)  東京の0.9倍 / 大阪の1.2倍

常に世界の家賃・土地価格のトップ3に入るロンドンはさすがにずば抜けて高額です。
そのため、短期留学生はホストファミリーが多く、長期留学生はフラットと呼ばれるシェアハウスが多いです。フラットとは、一般的に一軒家を4~5人の外国人たちとシェアする事を言います。1人部屋でキッチンやシャワーを共有する生活です。

デュッセルドルフはちょうど東京と大阪の中間ぐらいの費用感なのでイメージしやすいですね。
ドイツではシェアハウスの事をWG(ヴェーゲー)と言います。平均的にイギリスよりも1部屋が広くキレイなイメージです。

どちらのシェアハウスも基本的に部屋にはベッドや洋服ダンスや照明、(最近ではWi-Fi)が備わっているので、家具や家電を買い揃える必要はありません。これらの生活必需品を購入する必要がない事を考えると、とんでもなく高いわけではありません。家具ごと引っ越す必要もないので移住のしやすさもメリットの一つです。

サッカー留学中は、チームの練習場の近くにするのか、語学学校の近くにするのか、バイト先の近くにするのか、利便性の高い市街に住むのか、郊外の静かなところに住むのか、生活のプライオリティを考えながら相場と比べて決めていくと良いです。

交通費相場

国鉄や私鉄の平均運賃(定期券は1ヶ月分)

【東京】
片道:200円
定期:10,000円

【大阪】
片道:220円
定期:9,000円

【ロンドン】
片道:370円(£2.8)   東京の1.9倍 / 大阪の1.7倍
定期:20,000円(£150)  東京の2.0倍 / 大阪の2.2倍

【デュッセルドルフ】
片道:330円(€2.9)   東京の1.7倍 / 大阪の1.5倍
定期:9,000円(€78)    東京の0.9倍 / 大阪の1.0倍

こちらもロンドンは高額でデュッセルドルフは大阪とほぼ同じです。
しかし、電車賃は乗車距離により幅がかなりあるので、少し注意が必要です。

例えば、語学学校が市街にあり、家賃を安くするために郊外に住んだ場合は、電車賃はその分高くなります。また、学割の有無や乗り換えの回数などによっても大きく変わってきます。

食費(生活費)

ここでの外食は、日本で言うところの1人で定食やラーメンを食べに行った時の感覚です。
お水は、1.5リットルペットボトルです。

【東京】
外食:800円
お水:127円

【大阪】
外食:800円
お水:125円(スーパーなどの平均値なので東京より2円安いらしい)

【ロンドン】
外食:2,000円(£15)  東京の2.5倍/ 大阪の2.5倍
お水:114円(£0.86)  東京の0.9倍 / 大阪の0.9倍

【デュッセルドルフ】
外食:1,200円(€10)  東京の1.5倍 / 大阪の1.5倍
お水:55円(€0.48)    東京の0.4倍 / 大阪の0.4倍

外食代もレストラン側はお店の家賃を払っているので、同じように高くなりますが、飲料水はロンドンもデュッセルドルフも日本より安くなります。ようやく日本よりも安い項目が出てきました。

海外ではスーパーでまとめ買いをする傾向があるので、飲料水だけでなく野菜や果物やお肉なども日本より安く買えます。自炊される場合は上手くスーパーを活用する事で食費を抑える事ができます。

激安スーパーのオリジナルブランドでしたら驚愕の値段で売られています。

こちらはイギリスのTESCOという激安スーパーで売られているお水。
なんと、2Lで23円(17ペンス)です!

生活費の中でも食費は一番工夫できる部分です。長期で留学する場合は特に重要です。

例えば、毎日コンビニで150円の500mlのペットボトルを1年間買い続けると、
54,750円(150円×365日)かかります。
この行動をスーパーで3日に1回、23円の1.5Lペットボトルに変えると、
2,783円(23円×121日)になります。

お水だけで年間5万円以上安くできたら、食費全体で考えたら数十万の節約も可能です。

まとめ

留学中の現地生活費は、留学前にはなかなか見えづらいところかと思います。エージェントから提示された金額が安く見えても、実は宿泊先が格安物件で、どこに行くにも交通費が高くなる、スーパーに行くのも一苦労、欠陥住宅となると、とても不自由な暮らしになります。
さらには4人~8人部屋でトイレ1つ、洗濯機無し、などの環境も聞いた事があります。

留学前に移籍金や契約金が入るわけではないサッカー留学は、余剰なサービスは必要ないとは思いますが、留学前の初期費用を安くしすぎたがために劣悪な環境で生活する事は、精神的にも身体的にもダメージが蓄積され、結果的にプレーにも影響を及ぼします。

サッカー留学をする際は、留学前の費用だけでなく、生活面にも注意するべきです。見えない費用がたくさんかかるのが留学です。分からないことはエージェントに聞いてみて下さい。


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