ここ数年、Jリーグでは昇格できる順位(昇格プレーオフ圏内)にいながらスタジアム基準を満たせずに上位リーグのライセンスを取得できないというケースが生じています。
昨年ですと、町田ゼルビアがそうでしたね。
ルールはルール。
練りに練られたJリーグ構想があるため、文句は言えませんがやはりすごく残念な気持ちになってしまいます。
昇格して注目度が上がり、観客数が増えてからスタジアムの規模が大きくなる。
観客数がキープできない状態で大きなスタジアムを管理・運営していくのは大変です。
それが妥当な考え方の気もしますが。。
Jリーグのスタジアム基準は、(2018年12月時点)
J1:15,000人
J2:10,000人
となっていますが、プレミアリーグにはJ1のスタジアム基準を満たしていないチームもいくつかあります。
しかし、狭くて小さいスタジアムにはそこにしかない味わいがあります。
基本、毎試合超満員になります。
観客動員数が1万人でも収容人数が1万人であれば満員となり、会場の雰囲気は最高です。
逆に収容人数が6万人規模であれば、1万人の観客動員数だと、単純計算で6席に5席は空席になるため、なんだか寂しい雰囲気になってしまいます。
Jリーグでよく見られる空席の感じがそうですね。。
イングランドのサッカーの歴史は古く、スタジアムも街中にあり、すぐ横に家が建ってるような光景はいたるところで見受けられます。
街に溶け込み、人々の生活の一部になっているのが感じられます。
今回はプレミアリーグ(2018/2019シーズン)のスタジアムの収容人数をランキング形式でまとめてみました。
※キリの良い数字に四捨五入しています。
20位:Bournemouth – Dean Court -12,000人
19位:Watford – Vicarage Road – 21,600人
18位:Burnley – Turf Moor – 22,500人
17位:Huddersfield Town – McAlpine Stadium – 24,500人
16位:Crystal Palace – Selhurst Park – 25,500人
15位:Fulham – Craven Cottage – 25,700人
14位:Cardiff City – Cardiff City Stadium – 27,800人
13位:Brighton and Hove Albion – Falmer Stadium – 30,700人
12位:Wolverhampton Wanderers – Molineux – 31,700人
11位:Leicester City – Walkers Stadium – 32,300人
10位:Southampton – St. Marys Stadium – 32,500人
9位:Everton – Goodison Park – 39,600人
8位:Chelsea – Stamford Bridge – 41,800人
7位:Newcastle United – St James Park – 52,400人
6位:Liverpool – Anfield – 54,000人
5位:Manchester City – City of Manchester Stadium – 55,100人
4位:West Ham United – London Stadium – 60,000人
3位:Arsenal – Emirates Stadium – 60,300人
2位:Tottenham Hotspur – White Hart Lane – 62,000人
1位:Manchester United – Old Trafford – 75,000人
※England – Wembley – 90,000人
プレミアリーグの各チームの人気に伴い、アーセナルとトッテナムが新スタジアムを建設し(トッテナムの新スタジアムは2019年から)リヴァプールは席を増築しました。
トッテナムは2017年5月までの旧スタジアムの収容人数は、36,200人だったため、約24,000人増となります。
トッテナムの平均チケット金額は約£50(¥7500円)のためリーグ戦のホーム試合のみでも、1年間で19試合×¥7500円×24,000人=34億2000万円の増益が見込めます。
人気クラブならではの観客収入ですね!
近代的な大型のスタジアムもカッコいいですが、小さくてこじんまりとしたスタジアムも味が出てて良い雰囲気を醸し出しています!
ちなみに今回のトップの画像や以下の画像はフルハムのスタジアム「Craven Cottage」です。
この時の試合は、セルティックとのプレシーズンマッチでしたが、かなりのお客さんが入っていました。
そしてピッチとのこの近さ!!↓
当時、セルティックには中村俊輔選手と水野晃樹選手が在籍していました↓
スタジアムの入り口は住宅街の壁の一部に溶け込んだ感じです。
本当に「え、ここから入んの?!」と思います↓
さらには「そこにのぼるかね!!」って突っ込みたくなるサポーターもいました(笑)↓
スタジアムの規模は小さくてもその街のアイコンでありマスコットであり、生活の一部に溶け込んでいるスタジアムは何か格別なものを感じます。
その街の人口に適したサイズだからこそ、長い歴史の中でも確実な経営をする事ができるのだと思います。
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