16歳の高校生がドイツ女子サッカー留学に来られました。
9日間の短期留学でしたが、来シーズンのオファーも頂きました。
Contents
ドイツ女子サッカーリーグ
まずは簡単にドイツ女子のリーグついて。
1部:女子ブンデスリーガ(Frauen-Bundesliga)
2部:女子ブンデスリーガ 2(2. Frauen-Bundesliga)
3部:女子レギオナルリーガ(Frauen-Regionalliga)
3部リーグは5つの地域リーグに分けられ、68クラブが所属しています。
4部以降もリーグが続きます。
Bayer 04 Leverkusen Women(レヴァークーゼン 女子)
レヴァークーゼンの男子チームはブンデスリーガに所属し、細貝萌選手が所属していました。
レヴァークーゼン女子チームはトップチーム、セカンドチーム、U17・U16・U13チームがあります。
トップチームは1部リーグに所属しています。
セカンドチームは4部リーグに所属しています。
当初はレヴァークーゼンのセカンドチームとU17チームの練習に参加する予定でしたが、コロナウイルスの影響もあり、渡航直前で中止となりました。
そのため、急遽現地エージェントが再度動き、FCケルン女子チームの練習に参加する事となりました。これが結果的に幸運をもたらしました。
1. FC Köln Women (FC ケルン 女子)
FCケルンの男子チームはブンデスリーガに所属し、大迫勇也選手が所属していました。
FCケルン女子チームはトップチームとセカンドチームがあります。
トップチームは1部リーグに所属し、平野優花選手がプレーしています。
セカンドチームは3部リーグの首位を走り、来シーズンから2部に昇格する可能性があります。
今回は、セカンドチームの練習に参加しました。
FC Köln Women 練習参加1日目
トレーニングは平日の夜(週3回ほど)に行われます。
初めてのトレーニングでも確かな技術力を発揮し、次の練習参加も認めて貰いました。
FC Köln Women 練習参加2日目
2日目は早くもドイツサッカーに適応し、適切なプレー選択と技術力とスピードが評価され、監督の目に留まるプレーを連発していました。
ドイツ人選手も彼女のプレーを認め、仲良くなれました。
練習後は監督からオファーを頂きました。
まだ日本でのプレーもあるため、今すぐの返答は控えましたが、来シーズンから2部昇格の可能性があり、さらにトップチームは1部に所属している事、現在の年齢を考えると、素晴らしい結果を残せたと思います。
平日最後の練習は、戦術確認や細かい調整になるため、ケルンから車で1時間弱のところにある、アレマニア・アーヘン女子チームに参加することになりました。
Alemannia Aachen Women(アレマニア・アーヘン 女子)
アレマニア・アーヘンの男子チームは4部リーグに所属しています。
アレマニア・アーヘン女子チームは、トップチームとセカンドチームがあります。
トップチームは3部リーグに所属し、日本人選手も所属しています。(2020年3月現在)
セカンドチームは4部リーグに所属しています。
こちらも人工芝のグラウンドが用意されています。ドイツのサッカー環境はどこに行っても高いなと感じます。
短期間でしたが、2チームに参加できた事で、ドイツサッカーの共通点や自分のレベルと海外選手とを照らし合わせる機会になったと思います。
ここでも問題なくプレーできていたので監督からも良い評価を貰えました。
彼女自身も「攻撃的なサッカーが自分と合っている。」と言っていたので、サッカー感のマッチや、やっていけるという手応えがあったみたいです。
その他 ドイツ留学生活
平日の3日間の練習の他にもドイツサッカーや生活環境を知って頂くために、いくつかお連れしたところを紹介します。
FCケルン女子 トップチーム 見学
FCケルン女子のトップチームの試合にお連れしました。
ドイツで本格的に挑戦するとなった際に、目標となるブンデスリーガ1部の試合を生で見てもらい、海外トップ選手と現在の自分とのギャップが何なのかを認識し整理する事で日本での練習や生活面の意識が変わる事は良くあります。
試合後の平野選手とも写真を撮らせて頂きました。
平野選手、お疲れの中、ご対応ありがとうございました。
レヴァークーゼン vs フランクフルト 長谷部選手と鎌田選手
ブンデスリーガのバイヤー・レヴァークーゼン vs フランクフルトの一戦にもお連れしました。
フランクフルトは長谷部誠選手と鎌田大地が先発に名を連ねるも好調を維持するホームのレヴァークーゼンが試合を制し、4-0での圧勝となりました。
前節まで5位だったレヴァークーゼンはこの勝利でチャンピオンズリーグ圏内の4位に浮上しました。
観客動員数が世界で1位を誇るブンデスリーガは常に超満員となります。その中でもCL・EL・優勝争いやダービーなどはいつも以上に気合が入っていて凄まじい熱気を体感できます。
ケルン観光
他には、ケルン大聖堂に行ったり、スーパーに行ったりサッカー以外の面も知ってもらいました。長期でその地に住んでみると、短期の滞在では見えなかった事や知らなかった事がたくさん出てきます。サッカー留学で来ていたとしても、こうした現地の文化や生活面もなるべく多く感じ取って欲しいと思っています。
まとめ
今回の留学を通じて、選手自身だけでなく我々エージェント側も、日本女子サッカー選手の技術はとても高く、世界からも注目されている事、そしてしっかりと戦える事を再確認できました。
大学の強豪校から推薦が貰えない。なでしこリーグやチャレンジリーグからオファーがないからと言って、海外で通用しない訳ではありません。
特に日本の女子サッカーのレベルは高く、日本人選手の技術力は明らかで、それを求めている監督・クラブもいます。
フィジカルが強く、高さがあるドイツサッカーですが、監督からしてみるとそれだけではなく、別の要素が欲しいものです。速くて巧くてアイデアがある選手。そんなピースを探しています。
高校サッカーや大学サッカーで引退してしまう選手が特に多い女子サッカーですが、ぜひ海外挑戦も視野に入れて欲しいと思います。
ドイツ女子サッカー留学、移籍を考えられている方は、
または、公式LINEアカウント
モバイル:【@966xtdsg】
PC :【https://page.line.me/966xtdsg】
からメッセージください。