UEFA女子ユーロ2022 (2021) ~女子サッカー最多観客動員記録なるか~

Tickets/Hospitality | UEFA Women's EURO | UEFA.com

先日、男子のユーロ2021(2020)の決勝戦がロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われ、6万人を超す観客の応援で熱狂の渦に包まれたのは記憶に新しいと思いますが、来年には同じくウェンブリー・スタジアムにてUEFA女子ユーロ2022(2021)の決勝が行われます。

女子ユーロ2022(UEFA欧州女子選手権2022)は、2021年の開催予定でしたが、他の大会同様にコロナウイルスの影響を受けて1年延期され、2022年7月6日から7月31日まで開催されます。

グループステージの組み合わせ抽選はまだ先ですが、出場国が決まり、先行チケット販売もスタートしたのでここまでの情報をまとめます。

UEFA女子ユーロ2022(UEFA欧州女子選手権2022)

開催国

2005年大会以来のイングランド開催となります。
北のマンチェスター・ユナイテッドや南のサウサンプトンまで全国各地の10のスタジアムで30試合が行われ、ロンドンのウェンブリー・スタジアムでは決勝戦の1試合のみが行われます。

出場国

出場国は16ヵ国で、4チームずつA~Dの4つのグループに分かれます。
各グループ上位2チームの計8チームが準々決勝に進みトーナメント方式で優勝が決まります。

イングランド(開催国)
アイスランド
イタリア
オーストリア
オランダ(前回大会優勝)
北アイルランド
スイス
スウェーデン
スペイン
デンマーク(前回大会準優勝)
ドイツ(1995年から2013年大会まで5連覇)
ノルウェー
フィンランド
フランス
ベルギー
ロシア

グループステージの組み合わせ抽選は2021年10月28日を予定しています。

チケット販売と観客動員数

チケット販売

最速のチケット販売(プレセール)は2021年の7月13日にスタートしました。
この先、全試合で700,000枚のチケットを販売する予定です。

Women’s EURO 2022 ticket prices and sales dates | UEFA Women’s EURO | UEFA.com

チケットの価格は「子供/£5(約750円)、大人/£10(約1,500円)」から購入可能で、決勝戦の最も高いチケットでも「子供/£25(3,750円)、大人/£50(7,500円)」と、とてもリーズナブルな価格が設定されています。
スタジアム観戦という体験から生まれる女子サッカーの競技人口の増加を常に進めているイングランドならではの意向があると思います。

筆者はプレセールスタートと同時にチケット販売サイトにアクセスし、決勝戦とイングランドが突破してくるであろう準々決勝の2試合の計3試合のチケットを購入しました。
数日後に再度チケット販売状況を確認したところ、すでに売り切れのカテゴリーもありましたので、この先どのように売れていくのか経過を楽しみにしています。

観客動員数

過去の大会の最多観客数は、2013年スウェーデン大会の決勝戦で、41,301人です。
早速、マンチェスターユナイテッドのスタジアム(オールド・トラフォード)で開催される開幕戦でこの記録が破られるかもしれません。

また、ヨーロッパで開催された女子サッカーの最多観客数は、2012年ロンドンオリンピックの決勝戦(日本vsアメリカ)で、80,203人です。同じウェンブリー・スタジアムで新記録が塗り替えられるかが最大の注目ポイントです。

最後に

イングランド国内リーグの試合で3万人超え、女子FAカップ決勝は4万人超え、イングランド女子代表のフレンドリーマッチでは7万人超えと数々の記録を樹立しているイングランド女子サッカー。来年の女子ユーロ2022は近年イングランドが作り上げてきた女子サッカーの周知活動の集大成となる大会でもあります。男子同様の熱狂を生み出せるか、楽しみでなりません。

今年7月のウェンブリー・スタジアムにはイタリアとイングランドがファイナリストとして来ました。果たして来年のウェンブリー・スタジアムにはどの国が来るのか。イングランドが勝ち上がる事で未だかつて見た事のない光景が女子サッカーに誕生するかもしれません。

【ユーロ女子2022 プロモーションビデオ】


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