2021/December/5
アーセナル女子vsチェルシー女子
@ウェンブリースタジアム
2021 女子FAカップ 決勝
FAカップ決勝は通常そのシーズンの最後に開催されるため、5月に行われることが多いのですが、2021女子FAカップ決勝はコロナウイルスの影響もあり、翌シーズンとなる2021-2022シーズン合間の12月に開催されました。
決勝は今シーズンの開幕戦と同じくアーセナル対チェルシーのカードとなりました。その時は岩渕真奈のアシストもあり、3-2でアーセナルが勝ちました。
※岩渕真奈がデビューしたFAWSL開幕戦は以下をご覧ください。
Contents
Arsenal – Chelsea 2021 Women’s FA CUP Final @Wembley
ここからは当日の様子を紹介します。
会場のウェンブリースタジアムの雰囲気
決勝の会場はもちろんサッカーの聖地、ロンドンにあるウェンブリースタジアムです。2015年以降は女子のFAカップもウェンブリーで開催されています。
あいにくの悪天候でしたが、さすがイギリス人。ほとんどの人が傘をさしていません。ビッグロンドンダービーということもあり、スタジアムの外からすでに熱気が伝わってきます。
The best walk in football 🤩#WomensFACupFinal @wembleystadium pic.twitter.com/nOy9OKE046
— Adobe Women's FA Cup (@AdobeWFACup) December 5, 2021
恒例のスタジアムからの一枚。最寄り駅からスタジアムへと繋がる一本道を両チームのサポーターが埋め尽くします。この光景は、まさにGo to Wembleyを象徴するシーンです。
選手入場時には心待ちにしていたサポーターの大歓声と恒例の火の演出でスタジアム全体が盛り上がります。男子サッカーにも引けを取らない熱量です。
Teams are out! Let's get it! 🙌#WomensFACup pic.twitter.com/qgY6DkIz0P
— Adobe Women's FA Cup (@AdobeWFACup) December 5, 2021
試合展開
ちょうど3か月前に行われた同カードで敗戦を喫したチェルシーがどのような戦略を用意してくるのか試合前から注目されていました。しかし大方の予想に反し、開始3分で相手のミスを逃さずチェルシーのフラン・カービーが先制点を奪います。このゴールがアーセナルにはかなり痛手となりました。その後もチェルシーは相手のミスを誘発し何度も決定機を創出しますが、アーセナルの守護神マヌエラ・ツィンスベルガーの好セーブで1点差のまま後半に進みました。
アーセナルも立て直しを図りますが、57分にチェルシーのストライカー、サム・カーが追加点を奪います。攻めるしかなくなったアーセナルはすぐさま、61分に岩渕真奈を投入します。
シーズン中の活躍を見ると前半から出場して欲しい気持ちはありましたが、両チームともに各国のスーパースター揃いの中、日本人選手がこのメンバーの中、しかも決勝でプレーするのは改めて凄いことだと思います。
岩渕真奈を投入し、アーセナルも攻撃のカタチを変えてなんとか崩そうとしますが、前掛かりになったところを再びサム・カーに狙われます。
The cheekiest of chips 😅
The @Vitality_UK Moment of the Round is @samkerr1's second goal in the #WomensFACupFinal! ⭐️ pic.twitter.com/8K98HrSV4x
— Adobe Women's FA Cup (@AdobeWFACup) December 6, 2021
最後はこの先も語り継がれるであろう、サム・カーのスーパーゴールが生まれ、3-0としたチェルシーが3シーズンぶりの優勝を果たしました。
優勝セレモニー
選手にとってもサポーターにとっても有観客でのセレモニーは格段に違います。昨シーズンのリーグ優勝時にはセレモニーができなかったチェルシーにとって、久々の優勝セレモニーは選手だけでなくサポーターも喜びを爆発させていました。
For the third time ever… @ChelseaFCW lift the #WomensFACup! 🏆 pic.twitter.com/F57iVbhdPR
— Adobe Women's FA Cup (@AdobeWFACup) December 5, 2021
FAカップはトロフィーを持ち上げた時に蓋が外れるのも毎年恒例のあるあるです。
観客動員数:40,942人
観客動員数は40,942人でした。
2018と2019シーズンの決勝ですでに4万人の観客動員を記録していた女子FAカップ決勝。本来ならば50回大会となる2020シーズンで5万人越えを目指していたと思いますが、無念の無観客開催。
そして迎えた今大会もまだまだコロナ禍の状況ではありましたが、この悪天候でも4万人を動員するのはさすがの一言です。コロナの影響で約2年間に渡り無観客試合が続いていましたが、イングランド女子サッカーの人気は衰えていません。
一過性の盛り上がりではなく、継続してファン獲得に力を入れているイングランドサッカー協会の本気度がよく伝わってきます。
女性が主役のイングランド女子サッカー
2019-20シーズンから3年で1000万ポンド(約15億円)のスポンサー契約をしているBarclaysですが、FAカップ決勝直後の2021年12月15日に契約更新を発表し、2022-23シーズンからはイングランド女子1部リーグだけでなく2部リーグの冠スポンサーもすることが決まりました。
さらに2024年までに少女達が学校で男子同様にサッカーができる環境づくりをするための投資をすることを公約しています。
イングランドの女子サッカーは女性達によってつくられています。審判やコメンテーターやリポーターもほとんどすべてが女性陣です。且つ、女性指導者の育成と起用にも力を入れています。優勝したチェルシーのエマ監督も女性の監督としてとても有名で、就任後、イングランド国内の全てのタイトルを獲得し、昨年のチャンピオンズリーグでは決勝まで勝ち上がりました。
今シーズンは岩渕真奈の他に長谷川唯もイングランド女子サッカー1部リーグに参戦しています。長谷川唯が所属するウェスト・ハム・ユナイテッド女子は2年前のファイナリストです。2022女子FAカップ決勝でも日本人選手のプレーを見れるよう期待しています
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