ゴールキーパー専門パーソナルトレーニング ~GK留学生体験談~

今、イングランドではパーソナルトレーニングが流行しています。自分の弱点の克服、強みのさらなる強化のためにパーソナルトレーナーに依頼する選手が増えています。
現地コーチによるとクラブチームの練習だけでなく、パーソナルトレーニングを受けていることが一つのステータスでもあるそうです。

サッカー留学でイングランドに来ているゴールキーパーがGK専門のパーソナルトレーニングを受けました。

留学生の体験談や感想を元にまとめているのでサッカー留学を検討している方は参考にしてください。

ゴールキーパー専門トレーニング

ゴールキーパーコーチ

指導していただいたのは、スペイン人のBorjaコーチです。

イングランドのセミプロでのプレー経験やラ・リーガのヘタフェからオファーを受けた過去など、凄い経歴を持っています。実際にヘタフェCFの正GK、ダビド・ソリア選手と一緒にトレーニングをしていた経歴もある元プロ選手です。
スペイン人ならではのとても明るい雰囲気でとても接しやすかったとのことです。

Borjaコーチは主にアカデミー向けに個人~グループのトレーニングを開催しています。

留学生体験談

トレーニングの内容と経験して感じたことを留学生に聞きました。ここからは留学生の生の声をそのままお伝えします。↓

トレーニング内容

トレーニング内容は日によって異なり、GKの①テクニック②アジリティ③コーディネーションにフォーカスを当てたものでした。スペインでの経験に基づくコーチのGKメソッドは、自分が今まで受けてきたGKの指導とはまた違い、かなり新鮮なものでした!

アジリティ&スピード系のトレーニングでは、ステップ、ジャンプ、セービングなどの動きの間に休みがなく、かなりハードでした。コーチと一緒にトレーニングを行う機会もありましたが、コーチも自分で組んだメニューで疲れ果てていました。笑

全てのメニューに動きがあり、止まって何かを行うということはほとんどなかったです。サッカーの試合では全てのプレーが動きの中で行われるので、試合を想定した練習になっていました。

トレーニングをしていただく中で、自分が特に日本と違うなと感じた部分は「体の使い方」と「ボールに対する意識」でした。

意識の変化「体の使い方」

体の使い方の部分で、特におっしゃられていたのが「なるべく自然体で、体の動きから感じるエネルギーを止めないこと」ということです。シュートに対して構える際などには、ガチッと構えるのではなく、自分が動いたときに一番エネルギーを感じる姿勢でシュートに備えるとおっしゃっていました。
日本では、しっかりと構えるように教わっていたので、この指導には最初少し戸惑いましたが、実際にやってみると確かに体の力がいい感じに抜けて、ボールに対してスムーズに足を運べることを実感できました。

体の使い方は、癖みたいなもので、自分では意識しているつもりが練習中に何度も「もっとリラックスしろ。自然体でいい。」と指摘を喰らいました。

また、構えだけではなく、全てのプレーにこれは当てはまるとおっしゃっていました。セービングやキャッチを行う際にも体から伝わるエネルギーを持ってボールに向かう、そうすることでボールの勢いに負けることもないし、より遠くにきたシュートやハイボールに対応できるのだそうです。

意識の変化「ボールに対する意識」

さらに、ボールに対する意識も日本とは少し違っているのかなと思いました。

コーチは「ボールにアタックしよう」「ダイブの時は体を伸ばし切ろう」というふうに熱を込めていつもおっしゃっていました。GKって「飛んでくるボールの軌道に合わせて飛ぶ」というように見えますよね?「ボールにアタックする」というのは、自分からボールに向かっていく。少しでも前でボールに触る。ということなんです。

日本でも、似たような考え方はあって、自分も前でボールを触るように指導を受けてきましたが、Borjaコーチには「アタックできていない」と言われてしまいました。確かに、前方へ体は行っているのですが、体全体を伸ばし切ることができていませんでした。

自分自身でもヨーロッパのGKはボールを待つのではなく、アタックするという意識が強いと本などで読んだことがありました。ですが、実際に指導を受けて自分の体で再現してみようと思うとかなり難しかったです。
ボールにアタックすること、体を伸ばし切ることを意識してシュートを受けてみると体全体のエネルギーが脚や手に伝わるのが実感でき、届かないボールも届くようになったり、強いシュートも遠くまで弾くことができたりかなりの変化を実感することができました。この意識の部分は、先程の「体のエネルギーを意識すること」にかなり関連していて、アタックの意識があるから体の使い方もこうなるのかと納得することができました。

自分は169cmとGKにしてはかなり背が低い方ではありますが、これらの教わったことを意識しながら大きい選手とも戦えるように練習を積んでいこうと思います!

最後に

Borjaコーチはとても気さくで情熱を持たれている指導者です。スペイン特有のラテン系の明るい雰囲気もあって、選手と打ち解けるのも早いです。また彼自身も一緒にトレーニングをしてくれるため、言語指導だけでなく彼のプレーを直接目で見て学べます。頭で理解するだけでなく一緒に体を動かしながら真似ることでができるので吸収力が違います。

イングランドには指導者を育てる制度によりイングランド人指導者も増えてきていますが、今回のスペイン人コーチのように元プロのコーチも多く見受けられます。各国から優秀な選手や指導者をかき集めているイングランドならではのことだと思います。

働き方の自由度の高さ、そしてサッカー指導の役割が細分化されてきたため、専門分野に突出した指導者がフリーでコーチングする流れはこれからも続いていくと思います。

ISAではパーソナルトレーナーとの繋がりが多くあるため、ゴールキーパートレーニングだけでなく、フィジカルトレーニングやシュートトレーニングなどバリエーションに富んだパーソナルトレーニングの提供が可能です。


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