プロだけじゃない!ドイツ女子サッカーでアマチュア選手としてプレーすることの魅力

今では海外でプレーする日本人選手はプロだけでなく、アマチュア(サッカー留学)でも多く存在します。数年前まではサッカー留学と言うと男子サッカーのイメージがありましたが、それもこの数年で大きく変わりました。

なでしこ選手の海外移籍をきっかけに、アマチュアの女子サッカー選手の海外挑戦も増え、プロ・アマ問わず、多くの女子選手が海外に飛び出しています。

これを書いている私もその一人で、2019年からドイツのチームでプレーしています。
しかし女子サッカー留学は増えている反面、リアルな情報を得る機会は少ないのではと感じています。そこで、ドイツ女子サッカー留学に関して、これからいくつかの記事に分けてお伝えしていきます。
今回は私が所属しているチームについてまとめました。

Alemannia Aachen Frauen Fußball

チームについて

Alemannia Aachen Frauen Fußball
ドイツ女子サッカー3部 = Regionalliga West 所属
位置付けとしては日本のチャレンジリーグ相当
地域ごとに5つのリーグに分かれており、1つの地域に12〜14チームほどで、総チーム数は65チームです。

女子セカンドチーム:4部リーグ=Mittelrheinliga 所属
女子下部組織:U17,U16,U13チーム
男子トップチーム:4部リーグ 所属

チームのホームタウンであるAachen(アーヘン)という街はドイツのNRW州(ノルトライン・ヴェストファーレン州)にあり、オランダ、ベルギーと隣接しており「国境の街」と呼ばれています。

サッカー環境

ホームゲームでは普段男子が使用している天然芝のスタジアム(Tivoli)を使用したり、トレーニングで使用する隣街の人工芝グランドを使用しています。

私たちのホームグランドに限らず、ドイツのチームが保有しているグランドには必ずと言って良いほどカフェが併設されており、ドリンクや軽食が楽しめます。そこがサポーターなどの憩いの場にもなっていて日本にはなかなかない環境が整っています。

チームメイト

チームメイトは現在19人で、17歳から31歳と年齢は様々です。
昼間は学生であったり、学校の先生や歯科衛生士、警察学校に通っている人など様々で二足の草鞋を履きながらサッカープレイヤーとして活躍しています。
試合後にはチームメイトやその友達とご飯を食べに行ったりもします。

練習や試合について

練習は週に3回(月、水、金)19:00から2時間程度。

主にパス、ポゼッション、シュート練習などトレーニングメニューとしては日本のトレーニングとさほど変わりはない印象です。しかし、ボールを奪われた後の守備への切り替えの部分であったり、縦への速さ、常にゴールを意識し、多少強引でも積極的にシュートを打つ事など、求められる事は日本とは少し違う部分があるという印象です。

シーズンは8月末からリーグが開幕し、12月頭までが前期リーグ、オフシーズンを挟んで3月頭から5月末までが後期リーグとなっており、基本的に日曜日に公式戦が組まれます。リーグ戦のない日や平日にポカール(カップ戦)の予選が組まれます。

プレシーズン中は、普段対戦することのない別のカテゴリーや他の地域のクラブ、さらには他国のクラブとの練習試合も行われます。

「国境の街」アーヘンでは、オランダやベルギーのチームと練習試合が組まれる事もあります。「島国」の日本ではなかなかできない経験です。

オフシーズンにはハーレンやフットサルと言った屋内の大会に参加します。
ハーレンとはコートが壁に囲われている屋内競技になります。ボールがアウトプレーになることがほとんど無いのでとてもハードです。壁を使ってパスをしたりワンツーで相手を抜いたりと普段のサッカーでは出来ないようなプレーやアイディアが必要とされるとても面白い競技です。

【ハーレンで優勝した時の様子】

まとめ

アーヘンはアマチュアチームではありますが、ドイツ人の試合への熱い気持ちやプレー、球際の強さなど日本では感じることが出来ない事も沢山経験することができています。サッカーにおいてもサッカーから離れた場所でも自立しているチームメイト達はとてもカッコ良いし、私もそんな人になりたいと思わせてくれました。

海外に出て自分の知らない世界を体験することは、サッカーだけに限らずさまざまな体験を通じて自分の成長を感じることができると思います。


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