1週間でオランダ縦断、盛り盛りのサッカー指導者留学 ~最後は上田綺世とツーショット~

普段は教員として働き、部活動や地域クラブのコーチとして活動されている指導者が1週間のオランダサッカー指導者留学に来られました。
海外はほぼ初めてで何を準備するべきか、現地で何ができるか全く分からないという状況でしたが、事前にスケジュール管理とミーティングを入念に行い、結果的に1週間とは思えない程の体験をされました。
最後にはフェイエノールトの上田綺世ともツーショットを撮ってもらい、最高の留学体験になったと仰られていました。
今回は短期留学生活のイメージを持っていただけるように、1日ごとに何をされたか説明していきます。

Day① 日本出発⇒オランダ到着⇒宿泊先到着

日本からオランダ・アムステルダムのスキポール空港までの直行便は、成田空港からは毎日1本ずつ、関西国際空港からは火曜日・木曜日・土曜日に1本ずつ就航しています。
今回の留学生は成田空港発、スキポール空港着の便で渡航しました。

現地時間の19:15に到着し、入国審査や預け荷物の受け取りをした後、到着ロビーで現地で生活している倉本さんにお迎えをしてもらいました。
そこから滞在先の日本人宅まで車で送迎してもらいました。

Day② フェイエノールトアカデミー/オランダ女子2部見学

フェイエノールト アカデミー・女子チームの見学

朝から14時過ぎまでフェイエノールトのアカデミー施設で各カテゴリーのトレーニングや試合の見学をしました。

その時の留学生のリアルな感想メモはコチラ↓
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U10〜12、U13〜15、女子、U16〜U18、U21と思われるグループの練習やゲームが幸運にも時間差で実施されていたので、全部見学!
人間のサイズは日本人の+2歳くらい。

U10〜12

U10〜12はゴールキックからのビルドアップと前線の守備のトレーニング。迫力がある。
感情むき出し。

U13〜15

U13〜15はフローニンゲンの同世代とTRM。
圧勝。GKを含めたビルドアップがすごい。

女子

日本人選手(古賀塔子)が在籍しているということだったが、オリンピック後だったからか、いなかった。オランダ人は大きいので日本の男子高校3年生くらいは余裕である。

U16〜U18

エールディビジでは2部に所属するエクセルシオールとTRM
こちらもビルドアップをGK含めて高い位置までやってくる。みてて面白い。
それゆえに長いシュートを入れられていたが、あまり気にしていない様子。

U21

若い選手がどんどんトップチームに行く中で、このカテゴリーにいる選手はある意味、芽が出なかったか、ゆっくり育てているのかというところ。
いろんなチームを見させてもらったが、オランダは生涯スポーツ的な考え方も進んでいるように感じたので、この年代のチームがあることも、ある意味重要なのかと思った。
選手のレベルに合ったリーグやチームが充実しているらしい。
夢のような時間。
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練習見学後はすぐ横のスタジアムを見ながらファンショップへ。

オランダ女子サッカー2部の練習見学

ここでは日本人女子選手と日本人指導者が在籍しております。

ちょうど同じタイミングで日本からの高校生が短期留学をしており、この日が最後の練習参加だったため、クラブから素敵なセレモニーが用意されました。

子供向けのサッカーキャンプが夏のオフシーズン中に開催されるのがオランダでは一般的ですが、このクラブはサッカーの後に本当にグラウンドでキャンプをしていました。(笑)

Day③ クライフアレーナツアー/地元クラブで指導体験

ヨハン・クライフ スタジアムツアー

午前中はアムステルダムに移動してヨハン・クライフのスタジアムツアー(Johan Cruijff ArenA Stadium Tour)に参加しました。
アヤックスの本拠地で収容人数は5万人を超えるスタジアムツアーは平日でも多くの観光客で賑わいます。
アヤックスやヨハン・クライフ好きにはたまらないツアーとなっています。
ツアーを楽しむだけでなく、日本よりもはるかに人口が少ないオランダでこのようなスタジアムツアーによる収益を上げられるのなぜか?スポーツビジネスの観点から探求するのも興味深いと思います。
スタジアムツアーにはミュージアムツアーも含まれており、アヤックスがこれまでに獲得したトロフィーや往年のスターのユニフォームや映像などを楽しむことができます。
ゴールキーパー出身の留学生はファン・デルサールが一押し!

ローカルクラブの練習見学・指導体験-1

ローカルクラブで指導体験をさせてもらいました。

Day④ ローカルクラブの練習見学

夕方からは別のローカルチームの練習見学に行きました。

ここのクラブは普段からフェイエノールトなどエールディヴィジのアカデミーと頻繁に試合を行い、多くのトッププレーヤーを輩出しています。
ユース年代になるとビッグクラブに移籍する子供たちもアカデミー年代ではこの地元クラブに在籍して成長していきます。

オランダではローカルクラブは近くのプロクラブと提携して、どんどんステップアップをさせる環境が整っています。
自チームで活躍して欲しいという思いよりはその子本人のステップアップを重視しています。

Day⑤ 地元クラブで練習見学・指導体験-2

Day③と同じクラブに2回目の練習参加をしました。

ゴールキーパーコーチとして練習にも参加をさせてもらいました。

指導者の横に付いたり、外から俯瞰して見たり、受ける側になったりと多角的な指導体験を提供していただきありがとうございました。

静岡・浜松市名物の「うなぎパイ」をお土産にプレゼントしました。

Day⑥ 地元クラブのU16試合観戦

ホームステイ先の男の子が所属する地元クラブのU16チームの試合観戦にも行きました。

みんなが見守る中、ドリブルでチャンスメイクをし、こぼれ球をしっかりと決めました。

Day⑦ U13国際大会視察/ロッテルダムダービー観戦&上田綺世と写真

U13国際大会の視察

最終日前日は朝からアイントホーフェンで行われたU13の国際大会(Zomer Cup 2024 U13)に視察に行きました。

この大会はオランダからはアイントホーフェンやユトレヒト、ドイツからはシャルケやフォルトゥナ・デュッセルドルフやボルシア・メンヒェングラートバッハ、ベルギーからはシントトロイデンなど欧州から16チームが集まって行われる大会です。

中学年代のコーチをしている留学生にとっては理想の大会でした。
世界各国の育成年代をまとめて見られる貴重な機会に参加でき、多くの学びを得たそうです。

ロッテルダムダービー観戦

スパルタ・ロッテルダムとフェイエノールトのロッテルダムダービーを観戦しました。

上田綺世と三戸舜介の日本人選手も途中出場した白熱のダービーは1-1の引き分け。

この試合でユース年代からフェイエノールト一筋でプレーしてきたレジェンドGKのジュスティン・バイロー選手の退団セレモニーも行われました。

 

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エールディヴィジ公式動画に留学生が映りこんでいました。

そしてスタジアムを出る直前に上田綺世とツーショットを撮ることができました。

Day⑧ 宿泊先退去⇒帰国へ

最終日は14時過ぎのフライトのため、お昼頃には空港に着けるように早めに宿泊先を退去。
短期留学の場合はホテル滞在もできますが、オランダのホテルやAirbnbは超高額なため、できる限り避けた方が良いと思います。

今回宿泊したのはオランダに住む日本人家族のおうちでホームステイのような感じでサポートしていただきました。

実はロッテルダムダービーもこちらの息子さんと一緒に観戦に行かれました。

最後に

指導者留学というとライセンスの取得を考えられる方も多くいますが、このように様々なクラブや幅広いカテゴリーのトレーニングや試合を観たり、実際にトレーニングに参加することで、短期間でも多くのことを体験することができます。

元フェイエノールトで現リヴァプールのスロット監督やイングランド女子代表でユーロを優勝したサリーナ・ウィーグマンなど、欧州のビッグクラブや代表チームでオランダ人監督が活躍しています。

育成大国オランダの指導者留学は新たな気付きをを得る絶好の機会になること間違いなしです。


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