2025/26シーズン オランダサッカー留学に挑戦する日本人選手4人の練習参加視察

オランダサッカー2025/26シーズンに向けて、2024/25シーズン後半に日本から3名とドイツから1名の留学生がオランダの各クラブのトライアルを受けました。

先日、高校卒業後すぐにオランダサッカー留学に挑戦に来られた選手の紹介記事を書きましたが、今回は他の3名のトライアルの様子を紹介します。

オランダサッカー留学トライアル

オランダ6部リーグ

トライアルを受けたのは2024/25シーズン7部リーグ(2025/26シーズンから6部に昇格)に所属するクラブのセカンドチームの練習です。ファーストチームの練習参加に適したレベルかを判断してもらうため、まずはセカンドチームで3回の練習を見てもらうことになりました。

最初の練習参加を終えての監督の所感は、1名(サイドバック)は厳しそう、1名(ミッドフィルダー)は良さそう、1名(フォワード)はなかなか良いというフィードバックでした。

その後1週間の練習参加を終えて、フォワードの1名のみがオファーをいただきました。
この選手は過去にオランダでのプレー経験を持ち、2024/25シーズンはドイツでプレーしていたため、ヨーロッパサッカー特有のサッカースタイルやトライアルに慣れていたことが大きかったと思います。

ここのクラブは過去にも多くのタイトルを獲得してきたチームで、クラブハウスには多くのトロフィーやカップが飾られていました。

オランダ8部リーグ

ここではトップが8部に所属するクラブの練習に参加しました。

この日はハーフコートでの2v2や8v8に加えてフルコートでの紅白戦も行いました。狭いコートでの練習よりもフルコートのゲーム形式の方が、日本人にとっては攻守でのハードワークやスペースへの飛び出し、ロングフィード、ドリブルなどの良さをアピールしやすく、評価が高くなる傾向があります。

フォワードの留学生は2得点を決めて勝利に貢献しましたが、結果的にはU23チームからというオファーになりました。

ここのクラブは以前にも日本人選手が所属したことがあり、そこからアヤックスアマチュアズに移籍したことがあります。

その時の様子をまとめているのでこちらもご確認ください。

最後に

サッカー留学では基本的にこのような感じでトライアルを受けてオファーをもらっていくのですが、短期間で結果を出すのは思っている以上に難しいです。

毎回フルコートでの紅白戦をしてくれるとアピールもしやすいですが、それでもコミュニケーション不足による連係ミスが起きたり、ボールを呼び込めず目立ったインパクトを残せない選手もいます。

特に狭いエリアでのポゼッション練習では日本人選手が潰されていくのをたくさん見てきました。
言葉が伝えられないことにより悪い体勢でボールを受けてロストしたり、アピールしようと無駄な動きが多くなる選手もいます。

例えば、フォワードの選手でもポゼッション練習でディフェンダーにまわることがありますし、小柄な選手が30cmも背の高い選手にマークされることもあります。

短期勝負のトライアルではいつも以上に頭をフル回転させて、常に状況を把握してどうすればアピールできるかを考える必要があり、時には良さを出すことよりも苦手な部分を出さない方が賢明な状況も出てきます。

何も考えずに練習参加に来る選手よりも、常に頭を使って状況判断をしている選手の方が、仮に技術が劣っていても良いオファーをもらえることも多々あります。

また、上手く話せなくても監督やチームメイトの質問に答えようと頑張り、自分から積極的に話しかけていくことで信頼を掴む選手もいます。

これからサッカー留学をしてトライアルを受ける選手は、最低限の言語を学び少しでも良いクラブからのオファーを勝ち取って欲しいと思います。

2026/27シーズンのオランダサッカー留学生の募集を開始しました。


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