今年もオランダにサッカー留学生がたくさん来ていますが、そのうちの一人、鹿島学園を卒業したばかりの留学生がオランダのアマチュアリーグ最高峰の3部リーグのユースチームに練習参加したのでその様子を紹介します。
オランダ3部クラブの施設環境はこちらをご覧ください。
オランダサッカー3部U18(U19)チーム トライアル
留学生本人と同じ年代のU18(19)チームに練習参加しました。
U18(19)チームはオランダU19リーグに所属しています。
この年齢でも190cmを超える選手も多くいます。
アヤックスとも提携しており、アヤックスU17から来ている選手もいました。
縦に速いサッカーでは、ボールを呼び込んでも軽率にロストするとすぐにピンチになります。
190cmオーバーの選手達とプレーする際は、日本の感覚でボールをさらしているとすぐに奪われてしまいます。
ヨーロッパの高いレベルでプレーする際、日本人のボールキープは常に課題となります。
オランダだけでなくドイツやイングランドでもここの壁にぶつかる選手を多く見てきましたので、常に意識してプレーする必要があります。
オランダサッカー3部U21チーム トライアル
U21チームの練習にも参加しました。
U21チームはオランダU21リーグに所属しています。
リーグ戦ではアイントホーフェンなどの強豪クラブのU21チームと対戦し、カップ戦ではフェイエノールトやエクセルシオール・ロッテルダムなど、エールディヴィジのU21チームと対戦する機会もあります。
U18(19)に比べるとさらにフィジカルスピード、強度が上がります。
20歳前後でこのレベルで問題なくプレーできれば、プロになれる可能性が高まります。
オランダでは若くしてトップチームデビューやプロクラブに移籍することが多いので、育成年代とは言え、最後のチャンスをかけた選手たちが集まっているとも言えます。
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オランダサッカー3部トップチームの試合観戦
留学生とトップチームが所属するオランダサッカー3部リーグの試合も見に行きました。
相手チームの降格も決まり、試合後半は消化試合の雰囲気が出てきましたが、試合序盤はお互いに気持ちの入った激しいプレーが見られました。
ゴールが入ると大盛り上がりです。
地元クラブを長年応援してきている目の肥えたサポーターたちです。
メインスタンド側はサポーターでびっしりと埋まっていてスタンディングで観戦している人たちも多くいました。
クラブハウスのカフェも多くのサポーターでごった返しています。
ガラス越しから試合を見ている人たちもいました。
最後に
留学生本人はU21チームでもできるという思いもありましたが、監督からはまずはU18(19)チームでのプレーを勧められました。
エージェントとしては、1年目のシーズン前半はここでスタートしてシーズン後半から2年目にかけてU21チームに所属、そして2年目以降にトップチーム昇格やステップアップ移籍の道を示しましたが、本人としてはU18(19)チームに満足ができず、オファーをお断りすることになりました。
残念な気持ちもありましたが、どちらが正解ということはありません。
最終的には本人が決めることなので、自分で考えた道で成功を勝ち取って欲しいと思います。
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