2026年1月に弊社footbezziesが園田悠奈選手とエージェント契約を結び、オランダ女子サッカーリーグ1部『女子エールディヴィジ』の【ADO Den Haag Vrouwen】(ADO デン・ハーグ 女子チーム)に加入したことをお知らせしました。
園田選手の大活躍により奇跡ともいえる女子エールディヴィジ残留を決めたADO デン・ハーグ。選手とクラブの残留までの軌跡を3回に分けて紹介します。
※2025/26シーズンをもって現役を引退することを発表しました。
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今回はあまり見ることのない海外移籍時の写真撮影に加えて、女子エールデイヴィジデビュー戦の様子やそれまでの裏話(ハプニング)をお伝えします。
海外移籍やエージェント契約を考えている方、オランダサッカーや女子サッカーに興味がある方はご参考ください。
Contents
ADO Den Haag Vrouwen(ADO デン・ハーグ 女子チーム)

ADO デン・ハーグ女子チームはオランダ女子1部リーグ『女子エールディヴィジ』に所属し、女子エールディヴィジ創設時から全シーズンに出場している歴史あるクラブです。
男子チームは2025/26シーズンのオランダ2部リーグ(エールステ・ディビジ)を優勝して、2026/27シーズンからオランダ1部リーグ(エールディヴィジ)に昇格することが決まっています。
過去にはハーフナー・マイク選手や戸田和幸選手が所属していました。
メディアリリース向け入団サイン&フォトショット

移籍する際に行われるフォトショットですが、海外クラブでは男子だけでなく女子も豪華です。専属のカメラマンによる撮影がスタジアム内の様々な施設を使って行われます。

ADO デン・ハーグの撮影はとてもオープンな雰囲気で行われましたが、真冬のオランダの屋外撮影はなかなか極寒でした。

ユニフォームだけの撮影と思っていた園田選手は上下スウェットで来たことを若干後悔していました(笑)。

以下はオフショットをまとめたものです。
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ADO デン・ハーグの公式リリース記事はコチラ
日本のサイトで紹介された記事はコチラ
スタジアムとファンショップ見学
メディア向けの撮影後にはサポーターの中心メンバーの粋な計らいでスタジアムやファンショップの中を案内していただきました。

みんな本当に優しくてグッズもたくさんもらいました。ADO デン・ハーグ柄のミッフィーというレアな商品まで。 とにかくホスピタリティに溢れたクラブです。

ファンショップの壁にサインを書いて欲しいということで、オランダに来て初めてのサイン。日本では背番号「8」でしたがオランダでは「7」に変わりました。
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ADO デン・ハーグのスタジアムに行く方はメインスタンドの下にあるショップに行ってみてください。
女子エールディヴィジ デビュー戦(ADOデン・ハーグ vs NACブレダ)

女子エールディヴィジのデビュー戦は、2026年1月18日に行われたNACブレダとのアウェーゲームでした。この試合からシーズン後半戦のスタートですが、ADO デン・ハーグは過去最悪のシーズンを過ごしており、引き分けが2試合のみの勝ち点2で最下位という状況。対戦相手のNACブレダも勝ち点7と苦戦しており、降格争いの行方を左右する超重要な一戦でした。


試合前にはESPNの放送でも園田選手の紹介がされるなど早くも残留に向けた助っ人外国人として注目が集まっていました。

全体練習に参加してまだ数日のためデビュー戦はベンチスタートから。
0-0で迎えた後半15分に待望のエールディヴィジデビュー。
デビュー直後からセットプレーのキッカーを任され、絶好のクロスをあげるなど早くもそのスキルをいかんなく発揮します。

しかし全体練習も少ない上に言語の問題もありチームメイトとの連携が乏しく、なかなかボールがまわってきません。
ディフェンス陣の疲れが見えてきた後半アディショナルタイムに失点を喫してしまい、このまま試合は終了。最低でも引き分けで終わらなければならない直接対決のアウェー戦での敗戦。NACブレダとの勝ち点は8に広がり、非常に厳しい後半戦スタートとなってしまいました。
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選手個人としてはレベルの高さを見せてくれましたが、最高のデビュー戦とはならず、とにかく悔しくもどかしい試合となりました。
【試合ハイライト】
園田選手のデビューのシーン:[4:07~] 失点のシーン:[5:10~]
移籍からデビューまでのトラブル
華やかな海外移籍やフォトショットに見えますが、その裏では信じられないようなハプニングが何度も起こっていました。
冬の移籍期間は短く最大でも4週間ですが、実際に移籍の話が動き出したのが残り3週間ぐらいの時でした。そこから数日の間にクラブのTDや女子チームのGMや監督とのミーティングを行い、なんとか正式決定が決まりました。
シーズン後半が始まる前のチームキャンプに参加するため、合意後は急ピッチで渡航準備をしてもらいオランダに向かいました。しかし渡航当日、オランダが記録的な大雪と寒波に見舞われ、経由便のスイス-オランダ間の飛行機が欠航に。選手はすでに日本からスイス行きの便に乗っていたため、急遽フライトをドイツ行きに変更して一緒にサポートしているオランダ人に車でドイツまで迎えに行ってもらうことになりました。(オランダとドイツは車で数時間で移動できますが、この日は大雪のため片道4,5時間かかったそうです)
700便以上のフライトが欠航や遅延となりオランダ周辺の空港は大混乱に陥り、その影響で選手のスーツケースも紛失する事態に。その中には生活必需品や洋服だけでなくスパイクも入っていました。
キャンプは大雪のため中止になり何もできない1週間を過ごし、シーズン開幕まで残り1週間というところで最初のトレーニングに参加しました。
しかし普段着用しているスパイクが日本限定モデルでオランダでは購入できないため代替となる他のスパイクを準備しましたが足に合わず靴擦れ気味に。
このタイミングでエージェントである筆者もオランダ入りを予定していたので選手のスパイクを日本で購入していくことになりました。(希少モデルだったのでサッカーショップに片っ端から電話をかけたのは今では懐かしい思い出です。)
いつものスパイクでプレーできるようになったのは試合の数日前でした。
ちなみにスーツケースは紛失してから約2週間後に戻ってきました。
他にもビザの取得でトラブルが発生して何度も移民局に行く羽目にあい、正式な出場許可が出たのはデビュー戦の前日でした。
寝ずに分単位、秒単位で日本とオランダの関係各所に連絡を取り合ったのも今では良い経験です。
これからエージェント選びをする選手、特に海外移籍を考えている選手たちへのアドバイスとして、日本と移籍先どちらでもサポートできる体制があるエージェントを選ぶべきだと思います。
多すぎるトラブルにもネガティブにならず信じて付いてきてくれた園田選手には本当に感謝しています。海外移籍は選手とエージェントの信頼関係がより大事になってくることを再認識しました。
最後に
本当に今でも信じられないほどのトラブルとハプニングに見舞われた海外移籍でした。
エージェントとしては初めての海外移籍サポートで、僅かな期間で移籍交渉から契約、ビザ取得など全てをまとめて迎えたデビュー戦でした。デビュー瞬間の喜びと敗戦の悔しさが入り混じる一生忘れることのない試合となりました。
次回は強豪アヤックス相手にMVPを獲得したホームデビュー戦と初ゴールとなった残留争いの一戦を紹介します。
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