イギリスの全国高校サッカー大会で準優勝を果たし、ヨーロッパのトップクラブからもスカウトの対象として注目されている学校がある。
それが、イギリスのヘイスティングスにあるボーディングスクール『Buckswood School』(バックスウッド スクール)の【Buckswood Football Academy】(バックスウッド サッカーアカデミー)である。
今回は、Buckswood校を訪問し、施設見学とインタビューをさせて頂いた内容を元にサッカーアカデミーコース(Football Academy)を中心に紹介したいと思います。
ボーディングスクール(Boarding School)= 全寮制の学校
ヘイスティングス(Hastings)= イギリス南東部の街
Contents
Buckswood School について
概要
住所:Buckswood School, Broomham Hall, Guestling, East Sussex ,TN35 4LT
設立:1933年設立の歴史のある学校
学生の年齢:日本の中学から高校までの年代の学生が在籍している(11~18歳がメイン層)
日本人学生:日本人も入学する事ができ、現在も日本人在学生が数名いる
留学生:留学生の受け入れも積極的に行い、現地学生が半分、留学生が半分ぐらいの割合
【Buckswood Schoolの強み】
①サッカーアカデミーコースがある
②英語初心者でも入学できる(集中英語コースが用意されている)
③1学期(約3ヶ月)からのお試し入学可能(11~18歳までのどの年齢でも入学可能)
④日本人スタッフが常駐している
【学校のMap】
広大な敷地の中には、校舎、寮、食堂、天然芝と人工芝のグラウンド、トレーニングジムなどの他にも、馬小屋やワイン畑まである。
【受付】
まさにハリーポッターの世界感が随所に見受けられる。
Football Academy サッカーアカデミーコース
バックスウッドのサッカーアカデミーは、2018-19シーズンの全国大会で準優勝を果たした。
(過去には優勝経験もあるサッカー強豪校です)
ヨーロッパ遠征に行くこともあり、今年のスペイン遠征の際には、スペイン1部 リーガエスパニョーラのクラブから3人がスカウトされました。
実はその内の1人は日本人学生です!
※参考:https://www.buckswood.co.uk/buckswood-student-footballers-offered-places-for-rayo-vallecano-u16/
これまでにもプロクラブからスカウトされた学生は日本人を含めて数名います。
コーチ陣は、Uefaの資格を持った指導者で構成され、元プレミアリーグクラブ所属のコーチやゴールキーパー専用コーチも含めて4,5人体制。(つい最近までチェルシーFCと共同でサッカーアカデミーを運営するほどの育成環境)
2019-2020シーズンは、元アーセナルとウェストハムのユースコーチが新たに加わる予定。
コーチからの日本人選手の評価は高く、何度も「skillful」と表現されていました。
【天然芝グラウンド】
【人工芝グラウンド】
上の写真は2019年のものですが、2022年に下の写真のように3Gピッチに張り替えられ、よりサッカーに集中できる環境が整いました。
【トレーニングジム】
壁には、ベッケンバウアー、ソンフンミン、アグエロとレジェンドや名選手のサイン入りユニホームが飾られています。在学生の親族や親戚の方から頂いたそうです。
ちなみにベッケンバウアーのお孫さんが通われていたそうです。
その他、施設
【男子・女子寮】
女子寮の廊下↑ お部屋は男女ともに基本は2人部屋になります。
男子寮オープンスペース↑ ここでみんなでサッカー観戦などをします。
【ホール】
入学式や室内イベントで使われるホール↑
【食堂】
食堂の外観↑
以前は、給仕係がよそってくれていましたが、アジア系の留学生の中には、なかなか「大盛り」と言えない子もいたらしく、ビュッフェスタイルに変えたそうです。
育ち盛りの子供達にはありがたい仕組みです。小さい声にも耳を傾けてくれる学校です。
これも日本人スタッフがいるからのありがたみです。
【カウンセリング施設】
ここは、不安や心配ごと、悩みを相談できる場所で、重要なのが学校の機関ではなく第三の機関が外部から入ってきています。
全ての内容は外部に漏れる事はなく、プライバシーが守られるようになっています。
実際にイジメなどの学校問題も他校に比べて少ないそうです。
【Vineyard】
向こうに見えるのはワイン(ぶどう)畑です。 ※校内は飲酒禁止です。
他にもたくさんの施設がありますが、教室などたくさんありすぎるので割愛します。
イギリスの学校は、全てではないですが、授業は選択式になります。そのため、教室に先生が来るのではなく、受ける授業(教室)を学生がまわるようになります。
日本の大学をイメージして頂くと分かりやすいかと思います。
こんな道を歩いて次の授業へ。毎回リフレッシュできます。雨の日は大変かも?!
まとめ:中学生、高校生からのサッカー留学の可能性
サッカー留学と言うと、
◆大学生や大学卒業後。
◆早い子でも高校を卒業してから。
◆小学校、中学校、高校で行く子でも2週間ほどの短期留学。
これが一般的になっています。
しかし、中学生や高校生からサッカー留学を考え、サッカーアカデミーコースに入る事により、語学力だけでなくイギリス(欧州)のサッカーを身に付ける事ができます。
技術力の高さは世界からも評価されており、ユース世代も世界大会で活躍する日本人選手。
しかしオリンピック世代あたりから徐々に活躍できなくなってしまうのは、やはりスピードやフィジカルの問題が大きいのは明らかです。
バルセロナで育った久保選手、レアルマドリードアカデミーの中井選手を見ると分かりますが、彼らのスピード(プレースピードと判断スピード)は日本人の中でも圧倒的に速いです。
久保選手はまだ小柄な体格ですが、各国の代表選手とやっても当たり負けをしない身体の使い方(柔軟性、重心、体重移動など)を身に付けています。
どこにボールを置き、どのように身体を使えばボールを奪われないか。どのようにプレーすればボールを前に運べるか。それらが体に染みついています。
これに関してはどれだけ若いうちに、長期間にわたって海外サッカーを体験するかが全てと言っても過言ではありません。
【プロモーション動画】(2:10~ Football Academy)
ここバックスウッド校であれば、サッカーだけでなく、中学・高校の卒業資格も取れます。
将来、サッカーの道から離れても、圧倒的な語学力と海外で培った教養と知識、コミュニケーション能力を武器に生きていく事も可能です。
ISAはバックスウッド校のサッカーアカデミーと提携しているため、日本国内にて日本語による説明~入学手続きまでをサポートさせて頂きます。
イギリスサッカー留学にご興味ございましたら、お気軽にご連絡ください。
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